村ステイ 1

ブルキナに来てからの約二週間で、「いやぁ、アフリカだなぁ」って日本での常識がガラガラと崩れたと思っていたわたしだけど、わたしの感じていたアフリカは、“アフリカの街”の部分だった。
実際、ブルキナファソで街中に住んでいるのは1割の人だけで、残りの9割の人たちは“村での暮らし”をしているのだそう。
そんな大多数のブルキナベがしている普通の暮らしを知り体験するために、金曜日から3泊4日で村にホームステイに行ってきました。
過ぎてしまえば「楽しかった」になってしまうけど、日本でぬくぬく育ったわたしにとってはなかなか過酷でショックも多い4日間でした。



●村の様子
わたしの滞在したのはsogossagasso(ソゴサガッソ)村のとある家族のところ。

ステイ先の家族はパパ・ママ・6歳の女の子・3歳の男の子・パパの妹(18歳)の5人暮らし。

子供を叱る時にブルキナベはとっても厳しいですが、それ以外の時はとっても穏やかな一家でした。
二人の子供たちはまだ現地語(デュラ語)しか話せなくて、他の村人たちでも現地語しか話せない人が沢山いました。
村は土壁でできた小さな四角いお家がほとんど。
カーズ(土壁にわらの屋根のお家)はここの村には少なかった。
村には動物が沢山放し飼いで飼われていて、あちこちを豚や牛やにわとり、ヤギ、犬、ロバ、ヤギなどなどがうろちょろしていました。


●病院
パパは病院で働いていたので、病院を見学させてもらいました。
村にある小さな病院で、中は荒れていました。

日曜日には赤ちゃんの定期検診がちょうど行われていて、体重測定とワクチン接種のために次から次へとお母さんと赤ちゃんがやってきていました。

体重測定は、こんな風に赤ちゃんを吊るして行われていて、なかなかスリリングな感じ。


●電気・水道・お風呂・トイレ
村には当たり前のように電気と水道がありませんでした。
電気が無いので、夜になると村中が真っ暗。
電池式の小さな明かりが頼りです。
水道が通っていないので、井戸からくんできた水を全ての事に使います。
お風呂は家の中に小さなシャワールームのようなところ(シャワーなんてないけど)があり、そこで水浴びをします。
水浴びはバケツ半分の水で、ささっと済ませます。
トイレは外にあって、夜に一人で行くのはかなり怖い感じ・・・。

この低めに囲まれた四角い空間に屋根は無くて、なかなか開放的。
この中に穴があいているだけの簡単なぼっとん便所でした。
わたしはトイレットペーパーを持参して行っていたけど、普通はじょうろを持って入り、お尻をきれいにします。
電気と水が自由に使えない暮らしをしてみて初めて、それらの有り難さも感じました。
もちろん扇風機なんてものあるはずもなかったので、夜の寝苦しさは半端なかったなぁ。
汗でTシャツもシーツも濡れてしまって、わたしの汗疹も悪化・・・。
わたしの部屋にはこんな物置を貸してくれていました。

穀物の隣で虫の鳴き声を聞きながら風通しの悪い空間で。。。でも、夜中に暑くて何度か目を覚ますものの、意外とグーグー眠れました。


長くなったので、続きはまた明日。